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着物

着物の種類と着こなし方

投稿日:2016年10月9日 更新日:

着物には織り方、素材により様々な種類があり、TPO(時、所、場合)に合わせて着るものを変えるのが一般的です。どのような種類があり、どのような着こなしをすれば良いのか順に見ていきましょう。

着物の種類と格

小紋(こもん)とは?

一方方向の「型染め」で、様々な模様に染め上げた着物を「小紋」と呼びます。一方方向というのは、一反の反物を用意し型紙を敷いて、ただ一方向にの染め上げる事を意味します。染め上げ後の柄が小さいから小紋と思われやすいですが、繰り返し模様の着物は、模様の大小にかかわらず小紋です。

小紋は主に外出着、おしゃれ着として着るのが普通です。ちょっとした食事の席や観劇、コンサートに出かける時にはぴったりな他、品のある袋帯をあわせれば、入学式や七五三、お茶会といった少し改まった席でも着ることが可能です。

型染め小紋と手描き小紋とは?

小紋と言えば一般的には型紙を使って染める「型染め」が主流ですが、全て手描きで柄を付ける「手描き小紋」もあります。手描き小紋は非常に技術と根気がいる作業なので、数も少なく高価で芸術性の高いものが多いです。

型染めの小紋にはその特徴を元に「江戸小紋」「京小紋」「加賀小紋」「藍型小紋」「更紗小紋」「友禅小紋」「紅型小紋(紅型小紋などがあります)」「縞小紋」などがあります。

型染めの様子

江戸小紋とは?

型染め小紋の中でも特に知られているのが「江戸小紋」です。

江戸時代は贅沢厳禁、質素な振る舞いが強制されていたため、一見すると無地に見えるような非常に細かな柄の着物が作られるようになりました。これが江戸小紋の大きな特徴で、あまりにも細かい柄のため、型紙を作るのには非常に高度な技術が必要になります。そのため名前に江戸を冠してはいるものの、型紙自体はそのほとんどが技術の高い「伊勢型紙」を使って染め上げられています。

普通の小紋に比べて紋付きの江戸小紋は各が上として扱われるため、フォーマルな場所でも十分通用する着物となります。

定め小紋

江戸小紋の中では各藩ごとに「鮫」「行儀」「通し」「大小あられ」「万筋」など小紋の柄が定められていました。これらを「定め小紋」と呼びます。

特に「鮫」「行儀」「通し」の3つを小紋の中でも特に各の高い「江戸小紋三役」、さらに「大小あられ」「万筋」を合わせた5つを「江戸小紋五役」と呼びます。

いわれ小紋

定め小紋は主に大名に着られていたものですが、これを真似て農民の間で作られていたのが「いわれ小紋」です。柄も富士山、鷹、ナスなどの縁起物から、大根おろし、栗、臼など庶民の生活に根ざしたものまで様々なものが着られていました。

付け下げ小紋とは?

名前は小紋と似ていますが、種類として分類されているものに「付け下げ小紋」があります。

小紋は生地を裁断すること無く織られるため、肩の部分を境目にして前身頃(服の前部分)と後身頃(服の後ろ部分)で染めた絵柄が上下さかさまになっていまします。

絵柄が反転してしまうのは美しくないので、これを避けるため、前後の模様がどちらも上向きになるように染められているものが付け下げ小紋です。

紬(つむぎ)とは

紬は「先染め(糸を先にそめてから織る事)」、「平織り(縦、横を交互に浮き沈みさせて織る、最も一般的な織り方)」で織られた絹織物を意味します。小紋同様、着物の中でも普段着として着られる事が多く、馴染みのある方も多い着物と言えます。

柄には絣、縞、格子などがあり、特に絣は織る上で非常に手間がかかります。各地の特産品として地名を関したものが多く、その中でも「大島紬」「結城紬」「塩沢紬」は日本三大紬とも呼ばれています。特に「大島紬」「結城紬」は紬の中でも最高級品として扱われ、場合によっては塩沢紬以外が三大紬として挙げられる場合もあります。

全国各地の代表的な紬

南部紬、置賜紬、塩沢紬、村山大島紬、十日町紬、小千谷紬、結城紬、石下紬、郡上紬、郡内紬、牛首紬、大島紬、飯田紬、塩沢紬、栃尾紬、信州紬、秦荘紬網糸紬、首里紬、土佐錦紬、久米島紬など

色無地(いろむじ)とは

色無地は紋意匠縮緬(もんいしょうちりめん)や紋綸子(もんりんず)を黒以外の色で一色染めにした無地の着物を指します。非常に広い場面で使うことができ、カジュアルなシーンはもちろん、紋付きにして袋帯を締めれば、結婚式の略葬儀としても十分使うことが出来ます。黒の帯をすれば喪服としても使えると言われていますが、実際に葬儀の場に来ていく人は稀でしょう。

付け下げとは?

付け下げ小紋でも説明しましたが、付け下げは前後ともに図柄が上向きになっている着物を指し、付け下げ小紋は「付け下げの柄付けの一種」と言えるでしょう。

仕立てた時にキチンと柄が上になる様にそめて反物のままで売られる事が多く、模様が少なく少しシンプルなデザインのものが多いのが特徴です。

入学式、卒業式など少し改まった場に着て行くことができる他、演劇鑑賞、格式のあるパーティなど、準礼装〜略礼装として用いるのが一般的です。

訪問着(ほうもんぎ)とは?

付け下げよりも少し格が高く、胸、型、袖、裾など体のつなぎ目となる部分でも柄がつながる様に作られるため、非常に手間がかかります。柄は鮮やかな物が多く、未婚、既婚問わず着ることができ、結婚披露宴やクラス会、お見合い、茶会と少し改まった場で広く着る事ができます。

この様に正装として扱われる事が多く、昔は3箇所に紋を入れるのが普通でした。しかし、3箇所紋を入れると格があがりすぎて活躍の場が限られてしまうため、現在では紋を入れないことの方が多いです。

振袖(ふりそで)とは?

振袖は袖の部分が長くなっている着物で、未婚女性の第一礼装(最も格の高い着物)です。花嫁が結婚式で着る事も多いため、絵羽模様と呼ばれる、非常に鮮やかで栄えるデザインのものが多いです。

現在では未婚女性というよりも、若い女性(未成年)向けの着物というイメージが強く、特に成人式に着る着物として定着しています。

絵羽模様(えばもよう)とは?

一枚の絵の様に、縫い目で途切れない模様を絵羽模様と呼びます。

通常の着物が反物の状態で染められるのと違い、生地を仕立てるために一度裁断し、仮縫いを行ったものを解いて染色や刺繍による装飾を行います。先程説明した訪問着の他、振袖、留袖、色留袖など、角の高い着物の模様として利用されます。

引き振袖とは?

通常の着物とは違い、腰の部分で折って丈の調整を行う「おはしょり」を行わない振袖を引き振袖と呼びます。丈が長くなるので、名前の通り裾を引きずって歩く事となります。これは「お引き摺り(おひきずり)」と呼ばれ、結婚式で花嫁が着る「打掛け」もお引きずりの一種です。

色留袖とは?

色留袖は生地の色が黒以外の裾物様の着物です。未婚者、既婚者とわず着ることが可能です。5つの家紋付きの場合は最も格が高く、黒留袖と同格の第一礼装として扱われます。

裾模様とは?

名前の通り、着物の裾の部分に模様があるものを裾模様と呼びます。裾からの模様の高さによって七寸模様、五寸模様、三寸模様などがあり、年配者ほど柄の位置が低いものを着るのが一般的です。

黒留袖とは?

黒留袖は黒い生地に裾模様を施した着物です。既婚者の第一礼装として用いられ、背中、両後ろ袖前・胸元の合計5箇所に家紋が入ります。格が最も高いものなので、結婚式において新郎新婦の母親や、親類といった方が着るための着物です。

着物の種類と季節

着物は衣類なので、当然季節によって着るのに適した素材や種類があります。特に着物は衣替えの慣例で時期が決まっているので、マナーの一環ともなっています。着物や帯などの和装全般において、どの季節にどのようなものを着用するのか見てみましょう。

着物

着物は季節に合わせて裏地のあるなしが変わる他、暑い時期には麻など夏に向いた素材の着物を着るのが一般的です。

袷(あわせ)

は裏地のある和服全般を指します。裏地があるため、保温性にすぐれ主に10月〜5月といった寒い時期を中心に長い期間着ることが多いです。

単衣(ひとえ)

単衣は袷とは逆に裏地のない和服全般を指します。慣例上は5月中旬〜10月中旬と少し暑い時期に着るものです。特に最近の夏は暑いので、あまり真夏に着る人はいないでしょう。

薄物(うすもの)

薄物は特に暑い時期にきるための和服で7月、8月を中心に着られます。紗(しゃ)絽(ろ)といった風通しのよい薄手の着物、麻織物のように夏向の素材で作られた薄手の着物などがあります。

八寸帯、九寸帯は季節によって帯地が透けている、透けていないで使い分けをする事が多いですが、通年を通して使われるものも多いです。

八寸帯、九寸帯

八寸帯、九寸帯は帯地が透けてない厚手のものは9月〜6月と、暑い時期を除いてほとんどの時期で着ることができます。九寸帯は八寸帯と違い、仕立てる際に布地の端を折って作る分、少しだけ厚みが出ます。そのため、八寸帯の方が気持ち暑い時期でも着られることが多いようです。

しかし、一般的に7月、8月といった時期は帯地が透けるものを着用するのが普通でしょう。

博多帯

オールシーズン着用可能なの事で有名なのが博多織です。とはいえ博多織にも種類はあり、特に通年を通して使われるものは「平織りの献上博多」です。

「紋織り」は厚手なので、袷とともに少し寒い季節、「紗献上」は透け織なので、単衣にあわせて夏用として使われるのが特徴です。

その他の和装

それではその他の和装に付いても季節ごとの合わせ方の特徴をみてみましょう。

帯揚げ

寒い時期は透け感のない袷用、暑い時期には透け感のある夏用のものを使います。

帯締め

基本的には通年で使えるので、主に季節に合わせて色などに気を使うのが良いでしょう。ただし、一部レースでできたものなどは、やはり夏用に向いています。

長襦袢

温度の調節という意味では長襦袢の影響はやはり大きいです。寒い時期は袷に合うよう裏地のある無双袖を、比較的、過ごしやすい5月〜6月頭、9月〜10月頭には単衣袖のものを着用する事が多いです。また、特に暑い時期には不快感を感じない様に、麻物や絽の長襦袢を着るのが一般的です。

半襟

寒い時期には透け感のないもの、暑い時期には透け感のあるものを選びます。

男性着物の種類

着物といえばやはり女性用のものに目が行きがちですが、もちろん男性用の着物にも種類はあります。とはいえ女性に比べればその種類も少ないです。

きちんと格付けもあるため、どこで何を着ても良いということは当然ありません。しかし、女性の様に未婚、既婚で別のものを着るといった決まりもなく極めてシンプルです。

男性用の着物にはどんなものがあるのか、格についても合わせて順番に見ていきましょう。

黒紋付

年齢を問わず男性の礼装として使われるのが五つ紋付きの黒羽織袴です。最も馴染みがあるの、は和式結婚式で新郎が着ているケースでしょう。

特に黒羽二重、染め抜き五つ紋付き長着に仙台平袴をまとった服装が第一礼装とされ、男性の和装としては最も格式が高いものとされています。

色紋付

黒紋付と同様に男性の礼装として用いられるのが色紋付です。黒以外の地色に紋章を染め抜いたもの全般を指し、一つ紋、三つ紋、五つ紋などがあります。五つ紋が最も格式が高く、略礼装としても用いられます。

基本的に地味な色が用いられがちな男性和装の中でも、比較的明るい色のものが作られているのが特徴です。

紋付きお召

お召は色紋付について格式の高いものとなり、主に外出着として一つ紋のお召が着られるケースが多いです。

長着と羽織の色を少し変えるのがオシャレと言われ、紬とくらべ全体的に輝くような光沢が強く、高級感があります。これはお召しが生糸を使うのに対し、紬は名前の通り紬糸を使って織られるためです。

紬は主に普段着として着られます。江戸時代に絹織物の着用を許されていなかった庶民のための着物で、生糸を引く代わりに真綿を紡ぎ、織りだされて作られました。

お召に比べれば格も低く見た目も劣りますが、織りの着物はその分、生地がしっかりしていて丈夫なので、まさに日常生活で着るのに最適な着物であると言えるでしょう。

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